学科紹介
【動物応用科学科の4つの特徴】
❶多彩な動物科学研究
遺伝子-分子-細胞-生殖-毒性-繁殖-人工授精-発生工学-遺伝子改変-ゲノム編集-細菌叢解析-栄養成分分析-機能性食品-食品加工-畜産物利用-流通-動物福祉-家畜管理-保全生態学-野生動物-生態調査-動物の社会性-発達-共生-互恵性-介在動物-異種間共生-ヒト健康
❷STEM型教育プログラム
STEM型教育とは、米国で始まった、新しい理系教育の方針です。
S:Science、T:Technology、E: Engineering、M: Mathematics を意味します。 バラク・オバマ政権の時には、Effective Teaching and Learning: STEM programを立ち上げ、国家規模での支援が行われました(参考文献)。これらのプログラムの目的は、理系教育の充実化をはかり、グローバルな視点から、科学技術の開発やビジネス分野で国際競争力を発揮できる人材の育成、と考えられています。麻布大学動物応用科学科では、STEM型教育に合わせた研究活動への参加が可能になります。今回のプログラムでは、以下の点に重点を置いて、学生が主体的に研究にかかわります。
Science: 「動物科学の知識」 遺伝子、細胞、組織-器官、個体、集団、生態系など様々な段階における動物の機能と特徴を説明できる。
Technology:「動物を扱う技術」 産業動物(家畜と家禽)、伴侶動物、介在動物、実験動物を適切に取扱うことができる。実習や研究に基づくハンドリング。
Engineering, creativity:「動物の利用、応用」動物ならびに動物利用の成り立ち(家畜化の歴史)を説明し、これら動物の意義、未来に向けて積極的に発展的利用につなげていくことができる。人との関わりの歴史と今後の利用、共生を考えることができ、これらに生じる可能性のある問題を提示し、解決する能力を身につける。
Mathematics:「動物と社会の繋がり」動物の機能や動物人間関係について、社会との繋がりや関わりを理論的実践的に捉えられる。動物に関する情報・社会科学。
❸関連分野にまで及ぶ幅広い科学的
知識と理解(リテラシー) と、現実的課題に対応した実践応用力(コンピテンシー)
情報を適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する力と、自分と他者、社会との関係性を理解し、自律的に行動する力を身に付けます。
❹動物研究領域で圧倒的に高い研究力
麻布大学は、科学研究補助金(文部科学省)総合動物科学領域において、東京大学、北海道大学に次ぐ日本で3位の地位を確立しています(H29年度)。上位5位以内を常に維持しており、特に動物応用科学の教員の研究への貢献度は高いものがあります。
高い研究力を基盤に、学生も第一線の研究に参加し、様々な社会的問題に立ち向かい、科学的アプローチで、動物と社会への貢献を目指します。