イヌが飼い主との再会時に情動の涙を流すことを発見イヌは最古の家畜であり、「人の最良の友」といわれている動物です。私たちは日常生活でイヌが豊かな感情を表現したり、飼い主に対して特別な愛情を示したりしてくれているように感じています。介在動物学研究室では、他に例を見ないヒトとイヌの特別な関係を明らかにするために研究をしています。今までの研究で、イヌとヒトは異種であるにも関わらずに、同種間の母子関係のような「絆」をオキシトシン神経系を介して形成し、みつめあうことでお互いにオキシトシンを分泌していることを明らかにしてきました。また、飼い主がストレス状況下にあるときに、イヌも同調してストレスを感じること、一緒に暮らす時間が長いほど同調しあうということもわかりました。そして今回、飼い主との長時間における分離後の再会時に、イヌが涙を分泌することを実験で明らかにしました。涙の増加は他人との再会時には認められませんでした。つまり、涙の増加はイヌと特別な関係性のある飼い主との分離後の再会のようにイヌの情動が激しく変化する場面において認められることがわかりました。これは動物における情動性の涙の存在を示した最初の成果といえます。また、涙はヒトからの保護行動や養育行動を引き起こすような機能があり、オキシトシンが関与していることが示唆されました。このようなイヌの情動による涙はヒトとの共生の歴史において有利に働いた可能性が考えられます。本研究成果は国際科学誌「Current Biology」オンライン版に掲載されました。2022.08.24 01:50
NHK「ヒューマニエンス」に出演します菊水が織田裕二さんがMCを務めるNHK「ヒューマニエンス」に出演します。ぜひご覧ください!!放送日時:4月22日(木)20:00~21:00(60分)再放送:4月26日(月)23:45~0:45(60分)番組名:NHK「ヒューマニエンス」(NHKBSプレミアム)テーマ:"出産"ヒトは難産を選んだ2021.04.20 04:40
乗馬応用実習Ⅱが終了しました。本実習では、万全の感染予防対策のもと、保育園の協力を得て園児の乗馬プログラムを実施。年明けの緊急事態宣言により、園児の来校が見送られ、プログラムを完了することはできませんでしたが、それでも園児一人一人に向き合いながら、安全で楽しい乗馬会を実施できたことは、実習という枠を超えて、履修生にとっても得るものが大きかったと思います。みなさん、おつかれさまでした!2021.01.20 10:15
麻布大学・東京農業大学 共同研究プロジェクト「農・動物・未来研究会 」麻布大学・ヒトと動物の共生科学センターと東京農業大学・農生命科学研究所の共催でWebiner「農・動物・未来研究会」を開催することとなりました。第1回目に当学科の菊水先生がお話しされます。学内参加者は要事前登録。学外の方へはYoutube LIve配信予定です!第1回 2020年11月25日 16時20分より第2回 2020年12月2日 16時20分より2020.11.22 13:21
乗馬応用実習Ⅱ新型コロナウィルス感染対策で一時は開催が危ぶまれた保育園児の乗馬会、人数と回数を減らして無事に今年も実現できました!人数か少ないので、例年よりもたっぷり乗馬体験ができます。2020.11.04 04:21