博士課程度会君の論文がNeuroscience Lettersにアクセプトされました!

母性行動の発現は、母親のおかれた環境によって、微妙に調節され、適切な量が発現することが知られています。安定した環境では高く、餌資源などの低下により、母性も低下します。今回、マウスをモデルに視床室傍核におけるオキシトシン受容体発現細胞の解剖学的ならびに母性行動における機能を調べました。視床下部室傍核の尾部に多くの受容体発現が観察され、母性行動によって活性化、オキシトシンの阻害剤の局所投与で母性行動が低下しました。このことで、視床下部室傍核におけるオキシトシン受容体発現細胞の母性行動における機能が明らかになりました。

麻布大学 獣医学部 動物応用科学科

動物に関する生命科学を土台に、動物に関する実践的な学びを深めていきます。 強靭な基礎力に裏打ちされた上での、バイオ技術、人工授精や繁殖、野生動物の管理、家畜の福祉、イヌやネコ、馬との共生効果など幅広く学び、そしてその分野の研究を発展させて社会貢献に寄与します。 このような、人と動物のさまざまな接点で活躍できる人材を、「動物実践的ジェネラリスト」として育て上げます。