腸内細菌叢が社会性を育む。大学院生の上村いつかさんの研究が論文になりました。

大学院生の上村さんの論文が、Neuroscience Researchにアクセプトになりました!この研究では、以下のことが明らかになりました。

•幼少期に無菌環境で育ったマウスでは、腸内細菌叢が大きく変化し、それに並行して社会性の低下と不安の増大が観察されました。

•幼少期に無菌環境で育ったマウスでは、脳内前頭葉におけるBDNFの発現が低下し、ストレス応答にかかわるFosBの遺伝子発現が増加しました。

•無菌で育ったマウスが、通常環境で育ったマウスと同じケージで生活すると、腸内細菌叢の構成がほぼ同じになりました。

•腸内細菌叢が正常化することで、社会性や不安行動も正常化しました。このことから、マウスの発達期における腸内細菌叢は、中枢に作用し、正常な社会性や情動を育むことがあきらかとなりました。