母イヌの養育行動と仔イヌの気質との関連について

介在動物学研究室 菊水・永澤と伴侶動物学研究室 茂木の研究チームは、公益社団法人 日本盲導犬協会との共同研究により、盲導犬の育成過程における内分泌の分析から、出生後に母イヌから十分に養育を受けると、盲導犬訓練センターへの入所などの環境変化に適切なストレス反応を示しながら早く順応し、日常の恐怖反応も少ないことを明らかにしました。本研究成果は米国行動神経内分泌学会の公式論文誌「Hormones and Behavior」オンライン版に2021年9月15日に掲載されました。

麻布大学 獣医学部 動物応用科学科

動物に関する生命科学を土台に、動物に関する実践的な学びを深めていきます。 強靭な基礎力に裏打ちされた上での、バイオ技術、人工授精や繁殖、野生動物の管理、家畜の福祉、イヌやネコ、馬との共生効果など幅広く学び、そしてその分野の研究を発展させて社会貢献に寄与します。 このような、人と動物のさまざまな接点で活躍できる人材を、「動物実践的ジェネラリスト」として育て上げます。