2022.08.24 01:50イヌが飼い主との再会時に情動の涙を流すことを発見イヌは最古の家畜であり、「人の最良の友」といわれている動物です。私たちは日常生活でイヌが豊かな感情を表現したり、飼い主に対して特別な愛情を示したりしてくれているように感じています。介在動物学研究室では、他に例を見ないヒトとイヌの特別な関係を明らかにするために研究をしています。今までの研究で、イヌとヒトは異種であるにも関わらずに、同種間の母子関係のような「絆」をオキシトシン神経系を介して形成し、みつめあうことでお互いにオキシトシンを分泌していることを明らかにしてきました。また、飼い主がストレス状況下にあるときに、イヌも同調してストレスを感じること、一緒に暮らす時間が長いほど同調しあうということもわかりました。そして今回、飼い主との長時間における分離後の再...
2021.12.31 06:30NHKワールドでシバイヌを紹介します!遺伝子解析で、最もオオカミに近い犬種であることが分かった柴犬。どのような文化的背景があり、どのような個体が日本人と共生してきたのか。菊水と永澤先生が紹介します。
2021.11.12 09:41母イヌの養育行動と仔イヌの気質との関連について介在動物学研究室 菊水・永澤と伴侶動物学研究室 茂木の研究チームは、公益社団法人 日本盲導犬協会との共同研究により、盲導犬の育成過程における内分泌の分析から、出生後に母イヌから十分に養育を受けると、盲導犬訓練センターへの入所などの環境変化に適切なストレス反応を示しながら早く順応し、日常の恐怖反応も少ないことを明らかにしました。本研究成果は米国行動神経内分泌学会の公式論文誌「Hormones and Behavior」オンライン版に2021年9月15日に掲載されました。
2021.03.20 06:00ジェネプロ生の研究発表麻布大学・実践的ジェネラリスト育成プログラム「求愛発声を解析しよう」プロジェクトに参加する学部2年生の濵﨑菫さんが日本動物学会関東支部 第73回大会(オンライン)で、研究成果をポスター発表しました。この1年半の間、いわゆる「ウズラの雄叫び」をコツコツ解析してきた成果です。
2020.10.28 01:58又吉直樹のヘウレーカ!「なぜ犬は人になつくのか?」2020年11月4日 Eテレ PM10 から菊水・永澤・戸張・茂木・久世が出演します!家畜化とは?ヒトと動物の共生の効果とは?イヌはなぜ特別??ぜひ御覧ください!
2020.06.29 00:44茂木先生の研究「イヌを飼うと思春期の児童のメンタル改善が明らかに!ネコでは効果認められず」が紹介されました。麻布大学は、ヒトと動物の共生科学センターの 茂木一孝 教授をリーダーとし、菊水健史 教授(同センター長)、永澤美保 講師、石原淳子 教授、東京都医学総合研究所の 山崎修道 主席研究員、中西三春 主席研究員、遠藤香織 研究員、西田淳志 研究員、東京大学医学部附属病院 笠井清登 教授、安藤俊太郎 助教、総合研究大学院大学 長谷川眞理子 学長により、東京ティーンコホート研究において、イヌを飼育することで10代のこどものWellbeingが良くなることが明らかになりました。
2020.06.03 05:18Developmental Psychobiologyに大学院生の加藤理沙さんの論文が掲載されました!Risa Kato, Akihiro Machida, Kensaku Nomoto, Gina Kang, Takeshi Hiramoto, Kenji Tanigaki, Kazutaka Mogi, Noboru Hiroi, Takefumi Kikusui Maternal approach behaviors toward neonatal calls are impaired by mother’s experiences of raising pups with a risk gene variant for autism. Developmental Psychobiology in press
2020.02.27 04:17サイエンスZEROの特番に麻布大学がでます!3月29日(日)23:30 (4月4日土曜11時、定時再放送)「春休み特別編! 科学者の情熱&名言SP」に「ヒトとイヌ」が選ばれました。麻布大学がでますので、楽しみにしてください!
2020.02.11 23:56博士課程度会君の論文がNeuroscience Lettersにアクセプトされました!母性行動の発現は、母親のおかれた環境によって、微妙に調節され、適切な量が発現することが知られています。安定した環境では高く、餌資源などの低下により、母性も低下します。今回、マウスをモデルに視床室傍核におけるオキシトシン受容体発現細胞の解剖学的ならびに母性行動における機能を調べました。視床下部室傍核の尾部に多くの受容体発現が観察され、母性行動によって活性化、オキシトシンの阻害剤の局所投与で母性行動が低下しました。このことで、視床下部室傍核におけるオキシトシン受容体発現細胞の母性行動における機能が明らかになりました。