2020.10.30 11:37乳肉卵の経済 ー動物性食品のビジネスー教授 大木 茂動物資源が現代社会のなかでどのように存在し、利用されているのか、そしてその背景は?そういった問いに対し、経済学をはじめとする社会科学的な視点から研究するのがこの研究室です。具体的には、欧州でいち早く取り組みが進められ、アメリカでも最近関心が高まっているアニマル・ウェルフェアに配慮した畜産食品の生産・流通・消費の動向を、鶏卵を中心に実態を把握し、その展開構造を明らかにしようと研究しています。そのことを通じて、日本での適用に際しいかなる課題を克服すればいいかわかるからです。
2020.10.30 11:36食品機能 -食品の応用性ー講師 竹田 志郎動物性食品の品質向上、機能性ならび健康をテーマに教育研究に取り組んでおります。特に、動物性食品由来の成分や発酵またはそれを担う微生物による機能的効果や機序の解明に取り組んでいます。また、当研究室オリジナルの乳酸菌飲料や発酵乳製品の製造実習を行い「ものづくり」の大切さといった実学教育についても取り組んでいます。このような活動を通し、学生に動物性食品の知識ならびに機能・技術を学んでもらえる研究室を目指しております。
2020.10.30 11:35肉科学 -お肉の謎解きー准教授 水野谷航食肉は生物の組織で言うと骨格筋にあたります。私たちは、骨格筋を構成する筋細胞の特性から、食肉の食品としての特性(風味や硬さ)を明らかに出来ないか、そしてそれらの特性を制御してより良い食肉あるいは食肉製品を創り出せないか、家畜と野生鳥獣を対象に研究を進めています。具体的には以下のテーマについて取り組んでいます。1. 筋線維タイプからアプローチする食肉のおいしさの検討2. 野生鳥獣肉の価値向上に資する新規技術開発3. 海産植物を粗飼料とする肉用家畜の肥育方法の検討
2020.10.30 11:35一般毒性学准教授 和久井 信私たちの健康を守り、生活を豊かにしてくれる化学物質でも、使われ方や使う量によって、健康に悪い影響を及ぼすことがあります。また、私たちは意図しなくても、環境中の様々な化学物質と毎日接して生活しています。毒性学は、私たちを取り巻くさまざまな化学物質の有害な側面を研究する実践的な科学ですが、進化の過程で生物が培ってきた生存や生殖の戦略を、化学物質に対する生体の反応から探る科学でもあります。
2020.10.30 11:34行動発達 -社会性の成り立ちー講師 荒田明香動物の社会的な行動の成り立ちを、発達学・進化学的視点から研究しています。母子間の相互作用や幼少期環境によって社会行動が発達するメカニズムや、コミュニケーション能力に関わる遺伝子や内分泌機構の解明を目指しています。ヒトと類似の社会性を持つイヌを対象とすることで、イヌの問題行動予防や使役犬の育成向上に応用できるとともに、ヒトの社会適応性の発達の理解に貢献することを目的としています。
2020.10.30 11:33社会神経科学 -脳と社会性ー准教授 茂木 一孝動物のもつ社会性に関わる脳機能、「Social Brain」の解明をめざし、社会行動の神経メカニズム解明(neural mechanisms of social behavior)、社会認知機構(social cognitive function)、社会性に関わる幼少期社会環境の影響(developmental influences on social brain)に関する研究を行います。これら研究を通して動物の社会性を科学的に理解することで、動物生命科学への貢献を軸とし、人間社会との接点における動物との共生について考察を深めることを目的としています。
2020.10.30 11:32同調的共生 -ヒトと動物の調和ー講師 永澤 美保動物がヒトの心身の健康に良い影響を与えることは、欧米では広く認められており、動物介在介入が普及しています。しかしながらその「メカニズム」は明らかではなく、日本ではまだ普及していません。そこで、介在動物学研究室では、イヌ、ネコ、ウマの「何が」「どのように」ヒトに影響を与えるのかを解明し、また同時に動物側のストレス度合いを検討することで、ヒトと動物のより良い関係の構築をはかることを目標に活動・研究を行っています。
2020.10.30 11:32社会内分泌 -共生のしくみー教授 菊水 健史動物の社会性を明らかにすることで、ヒトと動物がどのような共生が可能になるかの設計に貢献します。動物の社会性を、社会認知、神経内分泌、進化、遺伝子での解析を実施しています。
2020.10.30 11:28動物社会 -野生動物の生活ー准教授 南 正人野生動物学研究室は、野生動物を対象に行動や生態などの研究を行うと共に、人と野生動物のより良い関係づくりのための研究を行っています。野生動物が自然界で様々な生物と関係を保ちながら生活しているつながりを「リンク」と考え、このリンクを科学の目で明らかにすることを目指します。科学の目には2つの異なるアプローチがあり、“虫の目”と“鳥の目”と呼んで区別しています。“虫の目”では、個体を長期追跡して仔細に観察・解析し、その生き様を深く掘り下げて理解することを目指します。一方“鳥の目”では、対象を俯瞰して眺め、種間の比較や他の生物との関係などを観察・解析することで生き物のリンクを明らかにし、対象とする種がリンクの中で果たしている役割の理解を目指します...
2020.10.30 11:27動物行動 -種と個体の行動特性ー講師 加瀬 ちひろ動物の「行動」を評価することで言葉を話さない彼らのことを客観的に理解し、人と動物のより良い関係を築くことを目指します。研究対象は産卵鶏や動物園動物などの飼育動物、人との軋轢問題を生じている野生動物など、人との関わりのある動物について広く扱っています。飼育動物については、種の特性に沿ったより良い管理をすることで彼らの「幸せ」を実現することを目的に、野生動物については彼らの行動特性を逆手にとって、農業被害や生活環境被害を解決することを目的として研究をしています。
2020.10.30 11:26動物管理 -身近な動物の管理ー教授 植竹勝治ヒトの生活に密接に関わりのある動物、いわゆる応用(愛護)動物を対象に、応用動物行動学の知識に基づいて、ヒトと応用動物との共生・共存関係の在り方について、人が動物から受ける恩恵と動物福祉とのバランスを図る方策を探究します。応用動物飼育管理のステークホルダー(農場、畜産試験研究機関、動物保護施設、動物園等;飼育者、動物愛護担当行政官、消費者・利用者等)が直面する今日的な技術的課題の解決に向けて実践的に考える姿勢を大切にします。